365日のシンプルライフ【映画:9】
おはようございます。
ゆーまです。
日々読んだ本や観た映画で感じたことを記録しています。
とうとう6月に入り生活も戻ってきました。
梅雨入りまでまだ1,2週間ほどあるようで。。
外出自粛の間に梅雨が過ぎ去ってくれることを祈ります。
今日の映画は
「365日のシンプルライフ - ペトリ・ルーッカイネン」
モノで心が満たされないことに気づいた青年はある実験をすることに。
それは「1日に一つづつモノを増やす」こと。
初日は全裸で過ごしていた青年が、日々モノと向き合う姿が描かれる。
幸せな国1位のフィンランドらしく、穏やかな雰囲気でどこかほっこりする映画でした。
大きな感情の起伏もなく、緩やかに考え方が変わっていく姿がドキュメンタリー形式で流れていきます。
音楽やカメラワークも映画の重要な要素
演出も映画の重要な要素だが、それを意識しながら観ている人はどれくらいいるだろうか。
もちろん意識せずとも目に耳に入ってくるが、意識するとさらに映画が面白くなる。
私は以前までダンスサークルにいて、音楽や照明と様々向き合う機会に恵まれていました。
今は友人のYouTubeの編集をしており、カット編集やカメラワークも学んでいます。
そうして学ぶと、今まで見えていたものの見方が大きく変わりました。
例えばテレビのテロップ。
一つ一つ本当に手が込んでおり、また番組によってそれぞれ個性がある。
文字の枠取りは何重にもされ、フォントや大きさは常に変わっている。
さらにテロップはただ出るだけでなく様々動いている。
普段誰もがみるテレビのテロップだが、そうして意識する人は少ないだろう。
本来のテレビの楽しみ方とは異なるが、そうしてテレビを観ると違った見え方がしてくる。
大抵面白い番組は内容だけでなく編集やテロップも優れている。
話は戻って映画について。
「365日のシンプルライフ」は音楽が綺麗で素敵だった。
さらに、ノイズ音や手振れがドキュメンタリー感を引き出しており、どこか親密さを感じリラックスして観ることができた。
映画の後半では主人公の視点の変化が描かれる。
物が増え普段の生活に戻るが、モノ捉え方は大きく変化している。
同じ行動をしていようとも、捉え方の違いで世界は変わる。
最近だと「君の名は。」や「天気の子」のBGMを全てRADWIMPSが担当したことで盛り上がりましたね。
先日初めて天気の子を見ましたが良い映画でした。
音楽はもちろん、映像がやはり綺麗ですね。
天気の子についてはまた後日書きます。
私が考えるミニマリストの良さ
作中で主人公が
「人生はモノからできていない」
と言っていたが、まさにその通りだ。
モノ、特にお金を得ることが目的で行動している人とは、私はあまりウマが合わない。
そうした欲求を満たすための人生はつまらなく感じる。
モノに執着せず、目的のためにお金が必要なら稼げば良い。
あくまでモノは手段であると私は考えています。
私はミニマリスト思考の強い人間です。
ミニマリストの良さは、必要と不要の判別をする力がつくことだと思います。
日々モノの重要さを判断する訓練をしているので、その能力はモノにと止まらず日々の生活にも現れます。
私の場合は、持ち物を減らしてできるだけ選択の機会を減らしたいと考えています。
選択肢が増えるとそれだけで毎日疲れてしまうからです。
スティーブ・ジョブズほど極端にはなれませんが、自粛中はほとんど毎日同じ服装をしています。
その考えは日々の考えにも強く出ていて、自分のためにならないと思ったことはすぐやめるようにしています。
本や映画を見るときも見始めてつまらないと感じたらすぐやめます。
やっておいた方が良いと言われたことも、必要ないと感じたらそのための時間を別のことに費やします。
不要に感じた友好関係もすぐ切ります。
「使わないだろうけど一応持っておこう」とモノが捨てられない人は、日々の行動でも一応やっておこう、始めたからやめるのはもったいないと感じてしまうのではないでしょうか。
日々の行動一つ一つがその人の思考につながっていると思います。
フィルマークスではあまり評価が高くなくて残念ですが、私は好きな映画でした。
ミニマリストだから共感できたからかもしれません。
それでは。