pk 【映画:7】
おはようございます。
ゆーまです。
今日の映画は
「pk - ラージクマール・ヒラ二」です。
「きっと、うまくいく」でも有名な監督が手がけたインド映画。
他の星から来た主人公は、地球の事を何も知らない。
服を着ることやお金など、様々な文化を独特の視点で解釈するとともに、「宗教」に対して一番疑問に感じる。
多文化の入り混じるインドでの宗教を題材にした物語。
当たり前のことに対して素朴な疑問がぶつけられ、馬鹿げていながらもなるほどなあと考えさせられる映画。
多くの「当たり前」は自然の真理ではない
作中では、神のお告げに対する疑問が強く描かれている。
お告げの内容がおかしいことに対し、神の存在を否定するのではなく、神が内容を伝える際に「かけ間違いをした」と表現していた。
人間は文化の中で生きている。
わかりやすいのは「お金」だろう。
その価値が認められている地域では効果をなすが、海外に出るとその価値はなくなる。
初めは「金貨」など実際に貴重であるものが使われていたが、次第に管理ができるようになるとそれ自体には価値がないものへと移り、今や実体のない仮想通貨に移り変わろうとしている。
ネットワークを厳重に管理できるようになったからこそできる制度で、一昔前まではあり得なかっただろう。
実際にお金そのものの価値も変化しており、絶対的な存在ではない。
国家でさえも作られたものであり崩壊の可能性がある。
日頃生活していて、つい自分のいる文化が絶対のように感じてしまうことがある。
その環境での生活に敏感になっていたが、出てみるとなにをそんなに視野が狭くなっていたのだろうと感じたことのある人は多いだろう。
お金の制度に疑問を持つべきだとか大きな話はもちろんしないが、まるで自然の心理で変化させられないもののように物事を扱うことが多いと感じる。
「これは伝統だから」という言葉や「これでやってきたから」という言葉。
現状に対して愚痴を言うのも、変えられないことだと言う認識があるからだろう。
ほとんどのことは変えることができる。
世の中には間違いもたくさんある。
インド映画ってどうして踊るの?
インド映画では必ずと言っていいほど踊ります。
しかも踊りが長いため映画自体の時間も長くなりがちです。
pkは2時間半を超えています。
調べてみると、インドの文化と強く関係があるようです。
一つには「多文化」の存在。
様々な文化があるので、誰にでも伝わりやすいように踊りが用いられます。
また、ラブシーンなどが問題とされることもあるため、それを避けるためにダンスを用いることもあるようです。
また「文化としてダンスが根付いている」ことも理由に挙げられます。
赤ん坊がお腹にいる時からブレスレットを楽器に見立てて聴かせるなど、生まれる前から音楽やダンスと関わり合っています。
インドの映画館では口笛を吹いたり、ダンスのシーンではみんな踊ったりと映画を楽しむ文化があります。
映画も大事でダンスも大事。
そのため2時間以内に収めようと言う意思もあまり強くないようです。
それでは。