クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 【映画 :2】

 

おはようございます。

 

 

現役東大生のゆーまです。

日々読んだ本や観た映画で感じたことを記録しています。

 

 

 

 

今日の映画は

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲】

movies.yahoo.co.jp

 

 

数あるクレヨンしんちゃん映画シリーズでも人気の高い名作。

普段あまりアニメは見ないのですが、外出自粛で時間があり普段観ないものを。

 

いやー面白いですね。

 

クレヨンしんちゃん映画独特の、徐々に日常が失われていく感じが好きです。不気味さがあります。

敵キャラも含め登場キャラが非常に魅力的。

コメディ一辺倒ではなく、一映画として非常に面白いものでした。

 

 

 


マッシュルームヘアのケンがカッコいい



「オトナ帝国化計画」の名の元、今を批判し、素晴らしかった過去を取り戻そうとする敵キャラ。

 

 現代はモノに溢れ人々の温かみがなくなっている。

 

 

野原一家との戦い方のスタイルが非常にかっこよかった。

目的の邪魔である野原一家を家に招いたり、最後の切迫したシーンでも取り乱すことがない。
例え目的が失敗してもそれを受け入れる姿勢。

 

今に嫌気がさし、古き良きものを取り戻そうとする「敵」。
今の素敵さに気がつき今を生きようとする「野原一家」。

その対比が綺麗に描かれています。

 

 

 

ケンの思想は、昔を取り戻すことではなく、「今」に嫌気が差していること。

「今」を生き、「今」を奪われんとする者に邪魔をされ、その姿に希望を見出したのではないだろうか。

それぞれの信じることを尊重し、
潰そうとせず、ぶつかってくるが良いという姿勢。

思想の評価を他人に求めず、
自分の中に価値をしっかり持っている。

受け入れられずとも思想に迷いはなく、
また相手を否定しない姿勢。

 

 

 徹底して自分を持ち、邪魔者には正面から立ち向かう。

 その余裕と受容力がかっこよかった。

 

 

 


今を生きる



友人との昔話が楽しい経験は誰しもあるだろう。

嫌だったことも良い経験だったと語る。 

 

過去はどうしても美化してしまう。

それに対し今は辛いことがたくさんある。

 

 

「俺の人生はつまらなくなんかない!」

というひろしの台詞が印象的だった。

 

 

 

「普通な生活」

その生活をどう見るのか。

つまらないのか。
あの頃から変わってしまったのか。
思うようにいかず苦しのか。

それらの評価は何を基準にしているのだろう。

日々の中から幸せを見つけ、自分の人生を創造していく。
例え同じ行動をしていようとも、感じ方によってどんな生活となるのかは大きく変わる。

 

クレヨンしんちゃんは、日常を描いていながら毎日がとても楽しそうである。

 

 

 

過去を懐かしむと良い気持ちになる。

ただ、過去はもう過去である。
その良さはそれ以上にはならない。過去は変わらない。
どれほど長く強く懐かしもうが、新たな楽しみは生まれない。

 

今を生きることでのみ、新たな幸せを得ることができる。

 

 

 


 

お子様向けのアニメ映画としてだけではなく、オトナが観ても非常に楽しめる映画だと思います。

 

ポケモン映画とかも小学生ぶりに観ようかと思っています。

 

 

 

それでは。