I am Sam アイ・アム・サム 【映画:4】

 

おはようございます。

 

 

現役東大生のゆーまです。

日々読んだ本や見た映画で感じたことを記録しています。

 

 

 

 

今日の映画は

I am Sam アイ・アム・サム / ジェシーネルソン】

movies.yahoo.co.jp

 

 

知的障害者であるサムが娘の親権を争い奮闘する物語。

それぞれに悩み・愛情があり、上手くいかないこともある。

知能が低かろうがその感情は人に劣るものではない。

ただ上手く表現できないだけだ。

ショーンペンの演技も圧巻だが、他の登場人物もそれぞれ良い味を出している。

娘の揺るぎない父への愛が何度も描かれ、物語の中ではあるが一緒に暮らせない親子に心が痛んだ。

ユーモアを交えつつも非常に心温まる物語だった。

 

 

 


人は人を評価して生きている


 

親権を争う物語で、サムには娘を養育することができないと何度も言われる。

知能が足りないからだ。

その一方で、親子が一緒にいる姿はとても幸せそうに描かれている。

物語の最後では、娘の養母もその強い愛情に打たれ、サムが育てていくことが何よりの幸せだと感じる。

 

 

生活のしにくさと幸せとは決して一致するものではない。

いや、生活がしにくいと評価するのもおかしいことか。

 

 

あの人大変そう、なんであそこ付き合ってるんだろう、

と常に人は人を評価している。

障害を持った子供の親をかわいそうと思ったことがある人もいるだろう。

 

 

 

 

私は大学の授業で、身体が動かず車椅子で生活している方から話を聞いたことがある。

その方は他の人の助けなしには生活できず、顔も動かないため常に斜め上に目線がある。

ただ、その方の発する言葉は非常にポジティブなものだった。

人に支えられることで人との繋がりを作ることができること。

上を見ることは意外な発見がたくさんあること。

生活していて空を見上げる人が少なくもったいないと言っていた。

もちろん辛い時期もたくさんあったが、こうして生まれてきて誰にもできない経験ができ良かったと語っていた。

 

 

体が動かず車椅子で生活している人を見たら、多くの人はかわいそうだと感じる。

ただその人も、身体が動かないだけの一人の人間である。

障害があるからと人並みな生活をさせてもらえなかったら、東大に通うことはできなかっただろう。

 

 

 

 

「お前には無理だからやめとけ」

そういった言葉を間に受けてしまってはいけない。

 

「なんでも上手くいって羨ましいよ」

そんな言葉も表層しか評価していないことが多い。

なんでも上手くいく努力や悩みがありながら、その面を見せていないだけだ。

 

 

本質を見抜こうというつもりはないが、闇雲に評価せず生きていきたいと思う。

評価せず、事実を事実として受け取っていきたい。

 

 

 

 


 

アイアムサムはとても感動する映画で心温まりました。

ただ、どうしても映画で泣けません。

 

泣けるよとオススメされたのですが、映画で一度も泣いたことがないのです。

 

mental-kyoka.com

 

調べてみたものの特に当てはまっているわけでもなく。

ただ、泣かずとも感動しているのは間違いない!

 

泣けるなら泣きたいなと感じながら、小学生以来泣いた記憶がありません。

小学生で泣いたのも喧嘩でしたが。

 

 

 

泣ける映画あったらぜひ教えてください。

泣けたら一生感謝します。

 

 

 

それでは。