17歳のカルテ【映画:5】

 

おはようございます。

 

 

ゆーまです。

日々読んだ本や見た映画で感じたことを記録しています。

 

 

 

 

今日の映画は

17歳のカルテ - ジェームズ・マンゴールド

eiga.com

 

 

 

自殺未遂で病棟に入れられた作家志望の主人公。

病気である自覚のなかった主人公だが、境界性人格障害であることを告げられ徐々にそれを受け入れていく。

病棟の患者や看護師との人間模様とともに、それぞれの人物の弱さや心の動きが描かれている。

 

 

 


異常を受け入れる強さ


 
この映画の中では、病棟での楽しそうな生活の中でうまく自分の症状に向き合えない姿が描かれている。

 

過去のコンプレックスや外傷的な要因など様々だが、それらを受け入れた者、戦っている者、または負けてしまい命を経つ者もいる。

 

 

 

話が少し変わるが、
私は「嫌われる勇気」という本が好きだ。

アドラー心理学を取り上げたこの本の中で、
トラウマというものは存在しない
と書かれている。

過去は過去としてのみ存在し、それに意味づけをしているのは現在の自分である。
過去を悪いトラウマとして持ち出すことで、今の自分を守っていると言うのだ。

 

 

 

賛否両論ある考え方だと思うが、私はこの考え方が好きだ。

 

 

 

もし過去の経験が絶対的なものであれば、壮絶な経験をした場合、その時点から常に人生に傷が付いて回ることになる。

これは過去の経験に限らず、現在のコンプレックスにもいえる。
コンプレックスのある者は常に負い目を感じながら生きていくことになる。

もし何か負い目を背負った瞬間にこれからの人生が悪いものになるとしたら、成功できる人はいない。大変な経験やコンプレックスのない人間はいないからだ。

 

 

 

人より劣ったところがある。

悪い経験をしたことがある。

これらの良し悪しは全て相対的なもの。

 

普通でない個性や経験は悪いものとされがちだが、それらを相対評価するのではなく、自分自身の中で評価することができれば強み・学びは無限大になる。

 

 

異常であることは、弱みであり強みである。

性格診断などやってみればわかる。

例えば、八方美人というのは人当たりが良いと捉えることもできる。

 

 

自分の内面の話だけでなく、視点を変える姿勢は様々役立つだろう。

 

 

 


また逆に、レッテルを貼られることの怖さ


 

病人が病人として扱われること。

病院だから当然の話である。

 

だが、どう扱われるかで人生は大きく変わる。

 

先日見たI am Samも障害を持った主人公の物語だったが、一人の人間として扱われる場面と一人の障害者として扱われるシーンとがあった。

 

 

 

思考の視点を変えることは大事だ。

一方で、行動や思考パターンはその環境に左右されやすい。

自ら変えることは難しいが環境には影響を受けやすいのだ。 

 

スタンフォードの看守と囚人の実験が良い例だろう。

被験者たちに忠実に看守役と囚人役を演じさせると、どんどんその行動がエスカレートし進んで行動するようになる。

最初は戸惑いを見せていた被験者も戸惑いを見せなくなり、囚人も従うようになった。

 

高校デビューなど、進学を機に行動が変化するのもそれに近いだろう。

進んで変えている場合もあるだろうが、環境が変化することで行動も変わるはずだ。

 

 

 

否定的に扱われることで行動もネガティブに進む。

逆に、良い環境に自分を置くことで自分の望む行動をすることができる。

 

 

愚痴ばかり言う人、否定的なことばかり言う人。

一緒にいて嫌な気持ちをする人は周りにいるだろうか。

そんな人と一緒にいるとき、必ず自分も影響を受けている。

 

自分の望む環境にまずは飛び込むことが大切だろう。

準備を整えてから進むのでは遅い。

飛び込んで環境が変わってからこそ行動することができる。

 

ホリエモンの「ハッタリの流儀」にもそんなことが書かれていた。

「ハッタリをかましてやらなくてはいけない環境に持っていけばどうにかなる」とおっしゃっていました。ホリエモンらしいです。

 

 

 


 

病院が舞台の映画なのに、だいぶ違うことを考えながら見ていました。

 

病気など無さそうな登場人物が急に変化してしまったり、病棟での不安定さが刺激的でした。

 

 

 

それでは。

 

 

 

 

I am Sam アイ・アム・サム 【映画:4】

 

おはようございます。

 

 

現役東大生のゆーまです。

日々読んだ本や見た映画で感じたことを記録しています。

 

 

 

 

今日の映画は

I am Sam アイ・アム・サム / ジェシーネルソン】

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知的障害者であるサムが娘の親権を争い奮闘する物語。

それぞれに悩み・愛情があり、上手くいかないこともある。

知能が低かろうがその感情は人に劣るものではない。

ただ上手く表現できないだけだ。

ショーンペンの演技も圧巻だが、他の登場人物もそれぞれ良い味を出している。

娘の揺るぎない父への愛が何度も描かれ、物語の中ではあるが一緒に暮らせない親子に心が痛んだ。

ユーモアを交えつつも非常に心温まる物語だった。

 

 

 


人は人を評価して生きている


 

親権を争う物語で、サムには娘を養育することができないと何度も言われる。

知能が足りないからだ。

その一方で、親子が一緒にいる姿はとても幸せそうに描かれている。

物語の最後では、娘の養母もその強い愛情に打たれ、サムが育てていくことが何よりの幸せだと感じる。

 

 

生活のしにくさと幸せとは決して一致するものではない。

いや、生活がしにくいと評価するのもおかしいことか。

 

 

あの人大変そう、なんであそこ付き合ってるんだろう、

と常に人は人を評価している。

障害を持った子供の親をかわいそうと思ったことがある人もいるだろう。

 

 

 

 

私は大学の授業で、身体が動かず車椅子で生活している方から話を聞いたことがある。

その方は他の人の助けなしには生活できず、顔も動かないため常に斜め上に目線がある。

ただ、その方の発する言葉は非常にポジティブなものだった。

人に支えられることで人との繋がりを作ることができること。

上を見ることは意外な発見がたくさんあること。

生活していて空を見上げる人が少なくもったいないと言っていた。

もちろん辛い時期もたくさんあったが、こうして生まれてきて誰にもできない経験ができ良かったと語っていた。

 

 

体が動かず車椅子で生活している人を見たら、多くの人はかわいそうだと感じる。

ただその人も、身体が動かないだけの一人の人間である。

障害があるからと人並みな生活をさせてもらえなかったら、東大に通うことはできなかっただろう。

 

 

 

 

「お前には無理だからやめとけ」

そういった言葉を間に受けてしまってはいけない。

 

「なんでも上手くいって羨ましいよ」

そんな言葉も表層しか評価していないことが多い。

なんでも上手くいく努力や悩みがありながら、その面を見せていないだけだ。

 

 

本質を見抜こうというつもりはないが、闇雲に評価せず生きていきたいと思う。

評価せず、事実を事実として受け取っていきたい。

 

 

 

 


 

アイアムサムはとても感動する映画で心温まりました。

ただ、どうしても映画で泣けません。

 

泣けるよとオススメされたのですが、映画で一度も泣いたことがないのです。

 

mental-kyoka.com

 

調べてみたものの特に当てはまっているわけでもなく。

ただ、泣かずとも感動しているのは間違いない!

 

泣けるなら泣きたいなと感じながら、小学生以来泣いた記憶がありません。

小学生で泣いたのも喧嘩でしたが。

 

 

 

泣ける映画あったらぜひ教えてください。

泣けたら一生感謝します。

 

 

 

それでは。

スクール・オブ・ロック - リチャードリンクレイター 【映画:3 】

 

おはようございます。

 

 

現役東大生のゆーまです。

日々読んだ本や観た映画で感じたことを記録しています。

 

 

 

 

今日の映画は

スクール・オブ・ロック

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お金のないバンドマンであるデューイ(ジャック・ブラック)は、ニセ教師として学校に忍び込びこむ。
指導する気のなかったデューイだが、子供たちに音楽の才能を見出しバンドを組む。

変人ではあるが、ロックへの愛は本物。
熱心な指導で子供たちを惹きつけ、子供たちはみるみる成長。

生徒には、それぞれ自分にあった役をつかせ責任を持たせる。
ガサツながらどこか繊細なシーンも描かれ、思わず「すごいな」と感心させられる。

非現実的でうまく進みすぎなように感じられたが、それを加味しても良い映画だった。

 

 

 


細かいことは気にせず痛快に


 

この映画は細かいところを気にすると楽しめない。

 

まず、子供たちが従順すぎる。

「バンドバトルで優勝すれば一生の栄光が勝ち取れる」

という言葉を鵜呑みに勉強せずバンドに打ち込む。

 

教室でのバンド練習もすごい。

毎日教室で演奏しているのだが、気づかれることなく進む。

 

アメリカの私立校ではあり得るのだろうか。

 

 

 

ただ、細かいところを超える良さがこの映画にはあった。

 

 

自分に自信がない子供たちが、音楽を通じて自己表現を身につけていく姿。
ロックの歴史や精神を面白おかしく説明し、それを子供たちは身につけて楽しさにハマっていく。
例え問題が起ころうともそれを音楽で解決する。

音楽の素晴らしさロックの素晴らしさが伝わってきた。

 

私もベースギターの経験があり、その頃の感情がこの映画によって揺さぶられた。

 

 

 

最後のバンドバトルのシーンは誰しも興奮するだろう。

周りに馬鹿にされ親に反対されていた子供たちが圧巻の演奏を奏でる。

自信のなかった子供たちが自分を表現する術を身につけ人を惹きつける。

ただただかっこいい。

 

 

細かいことや矛盾点を気にしない映画もたまには良いですよね。

ハチャメチャで規模のすごいアクション映画だったり、B級のもはや笑えてくるような映画だったり、そう言う映画もたまに観たくなります。


難しいことを考えず「楽しかった!」と言える映画。

良いですね。

 

 

 


音楽ってやっぱり素晴らしい


 

作品名である「スクールオブロック」は、作中でのバンド名でもあります。

音楽の学校。

 

まさにその通りで、音楽の素晴らしさを教えてくれる映画でした。

 

 

 

音楽で興奮した経験、音楽に助けられた経験、音楽で心を通わせた経験は誰しもあるでしょう。

そんな音楽の良さを再確認させられました。

 

生徒の一人が作曲してきて、それが受け入れられみんなで演奏するシーンはなんとも言えない良さがありました。

自分の作るものはどうしても自信が持てない。
それが気さくに受け入れられる環境があればのびのび自分を発揮できる。

アーティストと言われるように、音楽家は芸術家。
音楽は自己表現である。

 

自己表現が減っている現代、そう言うものの魅力をより強く感じます。

私は趣味でダンスをしていますが、やはり表現者という者には何にも変えがたい魅力があります。

 

 

 


 

いけないことをしているハラハラ感、どんどん成長していくワクワク感などどこか童心をくすぐられる映画でした。

 

 

 

それでは。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 【映画 :2】

 

おはようございます。

 

 

現役東大生のゆーまです。

日々読んだ本や観た映画で感じたことを記録しています。

 

 

 

 

今日の映画は

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲】

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数あるクレヨンしんちゃん映画シリーズでも人気の高い名作。

普段あまりアニメは見ないのですが、外出自粛で時間があり普段観ないものを。

 

いやー面白いですね。

 

クレヨンしんちゃん映画独特の、徐々に日常が失われていく感じが好きです。不気味さがあります。

敵キャラも含め登場キャラが非常に魅力的。

コメディ一辺倒ではなく、一映画として非常に面白いものでした。

 

 

 


マッシュルームヘアのケンがカッコいい



「オトナ帝国化計画」の名の元、今を批判し、素晴らしかった過去を取り戻そうとする敵キャラ。

 

 現代はモノに溢れ人々の温かみがなくなっている。

 

 

野原一家との戦い方のスタイルが非常にかっこよかった。

目的の邪魔である野原一家を家に招いたり、最後の切迫したシーンでも取り乱すことがない。
例え目的が失敗してもそれを受け入れる姿勢。

 

今に嫌気がさし、古き良きものを取り戻そうとする「敵」。
今の素敵さに気がつき今を生きようとする「野原一家」。

その対比が綺麗に描かれています。

 

 

 

ケンの思想は、昔を取り戻すことではなく、「今」に嫌気が差していること。

「今」を生き、「今」を奪われんとする者に邪魔をされ、その姿に希望を見出したのではないだろうか。

それぞれの信じることを尊重し、
潰そうとせず、ぶつかってくるが良いという姿勢。

思想の評価を他人に求めず、
自分の中に価値をしっかり持っている。

受け入れられずとも思想に迷いはなく、
また相手を否定しない姿勢。

 

 

 徹底して自分を持ち、邪魔者には正面から立ち向かう。

 その余裕と受容力がかっこよかった。

 

 

 


今を生きる



友人との昔話が楽しい経験は誰しもあるだろう。

嫌だったことも良い経験だったと語る。 

 

過去はどうしても美化してしまう。

それに対し今は辛いことがたくさんある。

 

 

「俺の人生はつまらなくなんかない!」

というひろしの台詞が印象的だった。

 

 

 

「普通な生活」

その生活をどう見るのか。

つまらないのか。
あの頃から変わってしまったのか。
思うようにいかず苦しのか。

それらの評価は何を基準にしているのだろう。

日々の中から幸せを見つけ、自分の人生を創造していく。
例え同じ行動をしていようとも、感じ方によってどんな生活となるのかは大きく変わる。

 

クレヨンしんちゃんは、日常を描いていながら毎日がとても楽しそうである。

 

 

 

過去を懐かしむと良い気持ちになる。

ただ、過去はもう過去である。
その良さはそれ以上にはならない。過去は変わらない。
どれほど長く強く懐かしもうが、新たな楽しみは生まれない。

 

今を生きることでのみ、新たな幸せを得ることができる。

 

 

 


 

お子様向けのアニメ映画としてだけではなく、オトナが観ても非常に楽しめる映画だと思います。

 

ポケモン映画とかも小学生ぶりに観ようかと思っています。

 

 

 

それでは。

多動力 - 堀江貴文 【本:2】

 

おはようございます。

 

 

現役東大生のゆーまです。

日々読んだ本や観た映画で感じたことを記録しています。

 

 

 

 

今日の本は

【多動力 - 堀江貴文

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ホリエモンの本は好きで良く読みます。

たくさん出版されてますよね。

 

 

「多動力」=一つのことにとらわれず、やりたいことをやる力。

自分の気持ちに従い、やりたいことに一心に向き合う。
常識に囚われずスピードを意識し、飽きたら次に進む。

多くの仕事をこなすコツが書かれた本です。

そして、この本の半分は時間の捻出法について。

常にいくつものタスクを抱えているホリエモンは、限られた時間の中で自分のやりたいことを全てやりたい。
様々なアプローチで効率を上げる術が書かれている。

 

 

 


「自分の時間」を持つ



仕事をする上で大事になるのはリズムだ。

 

 

つい流れで呑みに行ってしまったがために、予定していた仕事に支障がでたこと。
暇な友人から電話がかかってきて、気付いたら時間が経っていたこと。

こんな経験は誰しもあることだろう。

 

 

わたしは24時に寝て7時に起きる生活をしている。
大学生としては早寝早起きな方だ。

この生活のため、夜の急な誘いは断ることが多い。
流れで遅くまで起きてしまった日には後悔をする。

質の悪い睡眠は翌日の生活に大きく影響する。

今、この記事を書いているのは朝8時半。
朝に作業をしたいため前日の睡眠が崩れるとその日1日が崩れてしまう。

ルーティン化した生活は、最初は大変でも慣れれば効率が上がる。

 

 

リズムの生み出し方は様々ある。

・嫌な仕事は断る。

・面倒な仕事は外注する。

・細かいタスクは溜めない。

・無駄な時間は省く。

・周りの目を気にせずできることをする。

 

 

自分のしたいことは何なのか。

そのための障壁となるものは取り除き、目的地により早くつけるよう効率を意識する。

誘惑に負けず、自らの行動を自分で選ぶ力が大切だ。

 

 

 


資産が人をダメにする



持っている物の有効活用から考えるな。

「やりたいこと」から考えろ。

 

 

この考え方は新鮮だった。

 

 

自分の強みは何だろうか。
この強みを活かすにはどうしたら良いだろうか。

とつい考えてしまいがちだ。

 

 

 

就活など大きな例だろう。
「この強みがあるのでこの会社に入ろうと思いました。」
というフレーズ。

これだと順序が逆転している。

わたしはこれができるから使ってくださいと言っているようなものだ。
良い従業員にはなるだろうが、その考え方だと自分のやりたいことにはたどり着けない。

 

 

今の時代、ほとんどのことは簡単に学ぶことができる。

人に頼らずとも、自分で調べて学べることも非常に多い。

やれないことなんてそうそうない。

 

 

「やりたいことを仕事に」
この言葉の通りだ。

ただ、この言葉が多くの人に刺さっているということは、それを望みながらもやりたいことができていない人が非常に多いのだろう。

 

 

自分の持ち駒に関係なく、やりたいことをやる。

持っている立場を捨てる勇気も大切だ。
周りの目は気にする必要はない。
自分の人生だ。

それを続けることでいつかそれらが繋がり他にはない人材となるだろう。

 

 

 


 

 

ホリエモンの本は、極端なことも多いですが非常に面白いです。

自身も言っていますが、どの本も少し似た内容となっているので読みたいのをいくつかピックアップして読むのが良いでしょう。

 

 

 

それでは。

 

LIFE! - ベンスティラー 【映画:1】

おはようございます。

 

 

現役東大生のゆーまです。

日々読んだ本や観た映画で感じたことを記録をしています。

 

 

 

 

今日の映画は

【 LIFE! - ベン・スティラー

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わたしの一番好きな映画です。

 

LIFE誌で働く冴えない主人公のヒューマンドラマ。
空想癖があり、ぶっ飛んだ妄想のシーンなどコメディ要素がありつつ、風景や音楽が非常に綺麗。

主人公の成長に感嘆しつつ、個性的なキャラクターはそれぞれ魅力的。

最後のオチには驚かされます。

 

 

詳しい映画の内容はあらすじを見てください!

 

 


とりあえず行動することの大事さ


 
 多くのヒューマンドラマで感じること。

 

 

失敗を恐れず挑戦し、成功するといった物語。

多くの人がそれに感銘を受けかっこいいと思う。

 

 

ただそこで終わる人が非常に多いのではないだろうか。

映画を観たなら行動すべきだとは言わない。もし刺激を受けたのであれば行動に反映しないのはもったいない。

啓発するものが好きというのは、裏を返せば、啓発されるべきところが変化せず残り続けているともいえる。

 

学ばなくてはとその中になにかを求めるのでは、一向に変化することはできない。

自ら目的を持ち行動することがなくては、学んだことも意味をなさない。

 

 

この映画では、冴えない主人公が壮大な冒険の中で思考と勇気で進んでいく姿が描かれている。
映画なので少々出来過ぎなところもあるが、日々空想にふけながら上手くいかない日常を過ごすシーンに共感できる人は多いのではないだろうか。

 

 

行動し経験することでのみ得られることは非常に多い。

恥をかくこと、失敗すること、人との衝突。

上辺のスキルに目を取られずとにかく行動すること。

そうすることで見えてくるものは多いだろう。

 

 

 


信念のある仕事は美しい


 
主人公が探していた写真家の放つ一言
「時々ね、もしその瞬間が俺にとって好きな時間なら、カメラに邪魔されたくない。その瞬間を大切に味わう。」

ヒマラヤの綺麗さ、ショーンペンのカッコ良さも相まり印象的なシーンだ。

 

 

「LIFEのスローガンはなんだ」と主人公が再編責任者に訪ねるシーンもまた印象的だ。

 

 

 

揺るがない信念を持った仕事の美しさを感じた。

 

仕事を続けていくと、つい目先の課題に振り回され利益を追ってしまうが、そうなってしまっては独創的で人を惹きつけるものは生み出せない。

 

人間関係をとってもそうじゃないだろうか。

たとえ変人であろうが、揺るがない信念がある人は魅力的に見えることが多い。

社会で成功を収めている人も変わった人ばかりだ。

 

 

個人としての価値が重要視される時代。

ネットの普及で誰とでも何とでも繋がれるようになった。

どれだけ個性的だろうがそこに魅力があれば評価される場があるだろう。

 

 

 "世界を見よう

危険でも立ち向かおう

壁の裏側をのぞこう

もっと近づこう

お互いを知ろうそして感じよう

それが人生の目的だから"

雑誌LIFEのスローガン。かっこいいですね。

 

 

 




映画自体は難しいことを考えずのんびり観れます。

 

主人公のベンスティラーの風貌の変わり方にも注目です。

 

 

 

それでは。

「好き」と「ネット」を接続するとあなたに「お金」が降ってくる【本:1】

 

おはようございます。

 

 

現役東大生のゆーまです。

日々読んだ本や観た映画の記録をしています。

 

感じたことや考えたことを書いています。

 

 

 

 

今日の本は

【「好き」と「ネット」を接続するとあなたに「お金」が降ってくる - 立花岳志 】

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 好きなことをして生きていけたら苦労しないよな。

そう感じたことがある人は多いですよね。

 

 

 

好きなこと」と「お金」を結びつける本。

 

 

 


ネットの普及で、誰でも簡単に「発信」できるようになった現代。
ブログに始まり、InstagramYoutubeTikTokと数は増えている。

その中で、いかに「自分というブランド」を確立させるのか。

好きなことの見つけ方から、好きを「強み」に変え、「自分ブランド」を確立し、最終的にはマスメディアなど多方で活躍するまで。

ネットを活用し自ら行動することで、個人としての価値を発揮しお金と繋げることができる。 

 

 

筆者はブロガーですが、「発信」そのものについて書かれた本となっています。

 

 


「共有」と「発信」には大きな違いがある


 

情報において、大多数の人は「共有」しかしていない。

 


お洒落なランチの写真を、友人をタグづけして「美味しかった〜♡」のコメントともにアップするのが共有

位置情報や#浅草ランチなどハッシュタグをつけて、「ずっと行きたかったお店にいけた!予約できないお店で不安だったけど夕方になると空いててゆっくりできるからおすすめ!」のコメントとともにアップするのが発信

 


後者の投稿は気になる人にチェックされる可能性があり、情報も有益である。

それが「発信」だ。

 

 

 

お金に直接繋がらずとも、この違いを意識することは非常に重要だと感じた。

例えば、日々飲んだビールを友人向けに共有している人がいるとする。
その人は好きで紹介しており、反応はあまり気にしていない。
密かに楽しみにしている人がいるかもしれないが、その数は少なく、一度見られた情報はもう見られることはないだろう。

ただ、ここで終わらず「発信」を意識すればその先に進む。

ビール専用アカウントを作る、ブログを書くなど。
日々の投稿を他人が見つけやすく体系化したものにするだけで、さらに多くの人に見てもらうためのコンテンツとなる。

さらに、人気が出てきたら「コンビニのビールの1番を決めます」など情報を受け取る側を意識した発信も可能だ。 

 

 

 

 

この本を読んで自分も行動を始めました。

アウトプットが大事とよく言われるように、書くことで自分の考えもまとまります。

 

 

 

今の時代、なんでもネットで調べ購入することが可能。

裏を返せば誰でも発信でき販売できるということ。

YouTubeの発信者の割合はまだ0.05%にも満たないと言われている。

発信やセルフブランディングが大事になっていく時代、失敗してみてもとりあえず行動してみることが大事かもしれませんね。

 

 


好きを発信すると「自分の軸」が生まれる


 

発信することで「好き」がさらに深まり、ブレない軸が生まれる。



洋服が好きでも、デザイナーになるのは少数。
料理が上手でも、販売しようとはなかなか思わない。

正直、手料理と一般的なお店の料理の味に大差はないと思う。

 

 

ここでの違いは行動を起こしたかどうか。

デザイナーも、才能があったからデザイナーになったのではなく、行動の中で才能を育てていったはずだ。

 

 

 

ただ、ここで言いたいのは

「じゃあ行動力を磨け」

ということではない。

 

 

「好き」の取捨選択をすべきだということ。

「発信すること」は、つまり何かを「発信しないこと」だ。

 

 

 

  

好きなことをすれば良いと言われても、好きなことは一つではないと思う。
ゲームをすること、日々のランニング、風景を観にいくこと、お酒を飲むこと。

その中から、本当に「好き」なことを追求する。

ゲームであれば、eスポーツ・配信者
風景であれば、綺麗な写真を撮る・おすすめコースを提案する
など。

「発信すること」で知識が深まるとともに、より多くの時間を費やすことになる。

 

 

その一方で「発信しないこと」が生まれる。


あのカフェにはよく行くけど、販売員にはなりたくない。
サッカーは遊びでは楽しくても、部活は嫌といった経験。

そういった、好きだけど追求するほどではないものを認識し、限りある時間を有効活用することが大切だと感じました。

 

 

  


 

この本の最後の章には「お金」との向き合い方について書かれていて非常に面白かったのですが、それはまたお金の本を読んだ別の機会に。

 

 

行動すること、アウトプットすることの大事を再認識する一冊でした。

 

 

 

それでは。